こんにちは、あやこです。今回は、生保レディの求人でよく見かける「ノルマなし」という文言について、その真実と理由を詳しく解説していきます。
「ノルマなし」の生保レディ求人の実態
生命保険会社の営業職、いわゆる生保レディの求人を探していると、「ノルマなし」という魅力的な文言をよく目にします。しかし、この「ノルマなし」という条件は、実際のところ存在しえないものなのです。
なぜ「ノルマなし」はありえないのか
保険会社も一般企業と同じく、利益を追求する営利企業です。社員が何も成果を出さずにただ給料をもらっているだけでは、会社は存続できません。
つまり、生保レディに対して何らかの形で営業成績を求めるのは、会社経営の観点から見れば当然のことなのです。
私も最初は「ノルマなし」という言葉に惹かれて入社しましたが、実際には違う形で成績を求められました。会社の立場に立って考えれば、営業職なのに本当にノルマがないわけがないんですよね。
ただ、「ノルマなし」という甘い謳い文句で新規の生保レディを騙して集めようという魂胆が見え隠れしていて、いい気分ではないですよね。
「ノルマ」の別称に要注意
多くの場合、「ノルマ」という言葉を使わずに、別の名称で呼ばれているだけで、実質的にはノルマが存在することがほとんどです。
よくあるノルマの別称例はこちらです↓
- 契約目標
- 営業目標
- 成績評価基準
- 業績指標
これらの名称で呼ばれていても、達成しなければならない数字が設定されているのであれば、それは実質的にノルマと同じことです。
私の会社では「契約目標」という名前でノルマが設定されていました。名前が違うだけで、プレッシャーは同じですよ。言葉に惑わされないことが大切です。
生保レディの仕事の厳しい現実
この記事をご覧になっている方は、「これから生保レディになろうかな?」と迷っている人が多いと思うので、勘違いしがちな給与体系などについても触れておきます。
固定給保障の落とし穴
生保レディの求人広告で「固定給保障」という文言を見ても、安心してはいけません。これには大きな落とし穴があります。
多くの場合、「固定給保障」は契約が取れている限りにおいての保障です。営業成績が悪ければ、固定給はどんどん下がっていきます。
- 最初の数か月は高めの固定給
- 徐々に固定給が減少
- 極端な場合、月収が一桁になることも
私自身、営業成績が振るわなかった時期に月収が一桁になったことがあります。「固定給保障」と聞いていたので、こんなにも給料が下がるとは思っていませんでした。本当にショックでしたね。
生保レディの給与については、こちらの記事↓を併せてご覧くださいね。
参考記事:生保レディの給与の仕組みと稼ぎ方|現役4年目生保レディが解説します>>
契約が取れないと立場が弱くなる
生保レディは、契約を取ることができないと、会社での立場が非常に弱くなります。
具体的には、こんな感じです↓
- 福利厚生が悪化
- 精神的なプレッシャーが増大
- 会社で同僚から嫌味を言われる
どの仕事においても、仕事ができる人の方が快適に職場で過ごせるのは当たり前ですが、生保レディにおいてはその側面が顕著だと感じます。
解雇のリスク
生保レディは正社員として雇用されていても、実質的には個人事業主としての側面が強いです。そのため、契約が取れない社員は、いずれ解雇されるリスクが高いと考えたほうがよいでしょう。
私の周りでも、契約が取れずに辞めていった人をたくさん見てきました。正社員だから安心、なんて考えは通用しません。結果を出せないと、すぐに居場所がなくなってしまうんです。
Yahoo知恵袋には、こんな書き込みがありました↓
普通に解雇されますし、身内に営業あります。ノルマなしと書いてますが、契約取れなかったらクビにするんで!ノルマなし!みたいな意味です。
Yahoo知恵袋より引用
「ノルマなし」という条件が本当であれば、それはただ単に、成績が悪い人材は解雇すればいいから、と企業側が考えているということの現れなのでしょう。
生保レディとして成功するには
生保レディの仕事は確かに厳しいですが、コツを掴むことで状況は大きく改善します。
コミュニケーション力の重要性
生保レディの仕事で成功するカギは、コミュニケーション力にあります。
- お客様との信頼関係を築く
- ニーズを的確に把握する
- 分かりやすく商品の利点を説明する
これらのスキルを磨くことで、契約につながりやすくなります。
私自身、最初は全然契約が取れませんでした。でも、コミュニケーションの取り方を学び、実践していくうちに少しずつ成績が上がっていきました。今では無難にノルマを達成できるようになり、仕事にも満足しています。
継続的な学習と努力
保険商品の知識はもちろん、お客様のライフプランニングに関する知識も重要です。
- 最新の保険商品情報をキャッチアップ
- 経済や社会保障制度の動向を把握
- お客様の生活設計をサポートするスキルを磨く
常に新しい情報を学び、自己研鑽を積むことで、お客様により良い提案ができるようになります。
FP(ファイナンシャルプランナー)の資格を取るのもいいかもしれませんね。
参考記事:生保レディが取るべき資格と、FP以外の契約数UPに必要なスキル>>
まとめ:「ノルマなし」に惑わされず、生保レディの現実を見据えるべき
生保レディの仕事を選ぶ際は、「ノルマなし」などの魅力的な文言に惑わされず、現実をしっかりと見据えることが大切です。
この記事の大切な部分のまとめです↓
- 「ノルマなし」という表現は、実質的にはありえない
- 別の名称でノルマが設定されている可能性が高い
- 固定給保障も、成績次第で減少する可能性がある
確かに生保レディの仕事は、厳しい面はありますが、コミュニケーション力を磨き、努力を重ねることで、充実した人生を送ることも可能です。
求人を見る際は、条件をよく確認し、可能であれば実際に働いている方の話を聞くなどして、慎重に判断しましょう。「ノルマなし」という言葉に惑わされず、自分の力を信じて頑張ってください。きっと道は開けるはずです!
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