こんにちは、あやこです。
今回は、生保レディの方々に向けて、失業保険についてお話しします。私自身、生保レディとして4年目を迎えていますが、最初の頃は本当に大変でした。契約が取れず、固定給も減っていく中で、退職を考えたこともありました。
ただ、いざ退職を考えたときに「失業保険ってもらえるの?」「調べてもぜんぜん分からないんだけど・・・」と感じた経験があります。
同じような状況にある方々のために、失業保険について詳しく解説していきたいと思います。
失業保険とは?
失業保険は正式には「雇用保険の失業手当」であり、働く人たちが失業した際に生活を支援する制度です。具体的には、失業等給付の基本手当として支給されます。
しかし、誰もが簡単に受給できるわけではありません。受給するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。
退職することになったら失業保険はもらえるのかな?と不安になりますよね。知識だけでも頭に入れておけば、少しは安心できますよ。
失業保険を受給するための4つの条件
失業保険(正式名称:雇用保険の失業等給付)を受け取るためには、以下の4つの条件を満たす必要があります。
- 雇用保険に加入していること
- 一定期間以上の加入期間があること
- 失業状態にあること
- ハローワークで求職申込をしていること
それでは、各条件について簡単に説明しましょう。
1. 雇用保険に加入していること
基本的に、会社で働いている人は雇用保険に加入しています。ただし、以下のような場合は加入できないことがあります。
- 週の労働時間が20時間未満の場合
- 31日未満の短期雇用の場合
- 65歳以降に新たに雇用された場合
2. 一定期間以上の加入期間があること
退職前の2年間に、原則として12ヶ月以上の加入期間が必要です。ただし、倒産や解雇などの理由で退職した場合は、6ヶ月以上の加入期間があれば受給できます。
3. 失業状態にあること
ここでいう「失業状態」とは、次の2つの条件を満たしている状態を指します:
- 働く意思と能力があること
- 積極的に求職活動をしていること
つまり、ただ仕事を辞めただけでなく、次の仕事を探す意欲を持っていることが大切です。
4. ハローワークで求職申込をしていること
失業保険を受給するためには、ハローワーク(公共職業安定所)に行って求職申込を行う必要があります。ここで失業の認定を受け、求職活動の支援を受けることになります。
要するに「今まで働いていて、これからも働く気があること」が大切なんです。迷ったときは、ためらわずにハローワークに相談してくださいね。
扶養に入ったまま失業保険をもらえる?
旦那の扶養に入っている状態で生保レディをしていた方が退職する際、扶養に入ったまま失業保険をもらえるのかどうか、気になる人もいるかと思います。
これは、一概に回答することが難しく、生保レディの方の収入の状況に大きく左右されます。
扶養から外れるかどうかは、旦那の加入している社会保険組合が判断することになりますので、そちらに問い合わせるべきです。
(まだ確定申告を終えていない状況で失業保険の給付を受ける流れになるため、税務署としては生保レディの方の収入を判断できません)
正社員以外の生保レディの雇用保険加入について
そもそも失業保険(失業手当)をもらうには、雇用保険への加入が必要ですが、その雇用保険についても触れておきます。
「正社員でないから雇用保険に入れない」と言われることがありますが、これは誤りです。正社員以外でも、次の2つの条件を満たせば雇用保険に加入できます:
- 1週間の所定労働時間が20時間以上
- 31日以上引き続き雇用される見込みがあること
会社が手続きをしてくれないときの対処法
もし雇用保険に加入する要件を満たしているのに、会社が手続きをしてくれない場合は、次のように行動しましょう:
- まず会社の担当者に要求する
- それでも手続きを取ってくれない場合は、給与明細書などの雇用されていることを証明する資料を持って、会社の所轄の公共職業安定所へ行く
- 公共職業安定所から会社へ確認請求をしてもらい、加入手続きを進める
自分の権利は自分で守ることが大切です。でも、会社との関係も大切にしたいですよね。まずは丁寧に話し合うことから始めましょう。
ノルマ未達成の生保レディは失業保険をもらえる?
ノルマを達成できないことが原因で、会社から解雇されるという状況の生保レディの方はとても多いです。
「ノルマ未達成なのは自分のせいだから、失業保険、もらえないかも?」なんて不安になりますよね。
ですが、大丈夫です。ノルマの達成自体は、失業保険の受給資格に直接関係しません。
重要なのは、退職が「会社都合」と認められるかどうかです。
私の友人で、生保レディとして1年働いて辞めることになった方(契約が取れないことが原因)がいましたが、「会社都合」の退職として扱われたために失業保険が出ていました。
ただし、失業保険の受給資格は様々な条件が絡み合うため、一概に判断することは難しいです。最も確実なのは、公共職業安定所(ハローワーク)に直接相談することです。
まとめ – 生保レディの失業保険について知識を頭に入れておこう
生保レディの仕事は、契約が取れないと本当に辛いものです。会社での立場も弱くなり、退職を余儀なくされる方もいらっしゃるでしょう。
生保レディを辞ようかと考え始めた際に重要なのは、辞める前に失業保険の知識を頭に入れておくことです。
いざ退職してから「失業保険をもらえなかった・・・」「失業保険をもらえたけど、旦那の扶養から外れるつもりはなかったのに・・・」なんて事態に陥らないよう、事前にしっかりと情報収集と人生計画を練るようにしましょう。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。
コメント