こんにちは、あやこです。今回は「生保レディ」について詳しくお話しします。私自身、生保レディとして4年目になります。
これから生保レディの仕事について、私の経験も交えながら詳しく解説していきますね。
生保レディとは?その定義と役割
生保レディとは、生命保険会社に所属し、主に個人向けに生命保険商品の販売や契約後のサービスを行う女性営業職員のことを指します。正式には「生命保険営業職員」と呼ばれますが、一般的には「生保レディ」という呼び名が広く知られています。
生保レディの主な役割は以下の通りです:
- 生命保険商品の説明と販売
- 顧客のニーズに合わせた保険プランの提案
- 契約後のアフターフォロー
- 保険金や給付金の請求サポート
実際の仕事内容は想像以上に幅広くて驚きました。単に保険を売るだけではありませんでした。
生保レディの歴史:女性が活躍する業界へ
生保レディの歴史は、日本の生命保険業界の発展と深く結びついています。
1. 戦後の復興期(1945年〜1960年代)
戦後、日本の生命保険業界は急速に成長しました。この時期、主に男性が営業職員として活躍していましたが、次第に女性も採用されるようになりました。
2. 高度経済成長期(1960年代〜1970年代)
経済成長に伴い、生命保険の需要が高まりました。この時期、女性営業職員の数が増加し、「生保レディ」という言葉が一般的に使われ始めました。
3. バブル期からバブル崩壊後(1980年代〜1990年代)
バブル経済の影響で、生命保険業界も大きく成長しました。女性営業職員の活躍がさらに目立つようになり、生保レディは一つの職業として確立されました。
4. 現代(2000年代〜)
規制緩和や金融商品の多様化により、生保レディの役割も変化しています。単なる保険販売だけでなく、ファイナンシャルプランナーとしての側面も求められるようになりました。
生保レディの歴史を知ると、女性の社会進出と重なる部分が多いですね。私が入社した時も、先輩方から「昔は大変だった」という話をよく聞きました。時代とともに変わってきた職業なんだなと実感します。
生保レディの正式名称と呼び方の変遷
生保レディという呼び名は広く知られていますが、実は正式な呼称ではありません。正式名称と呼び方の変遷を見ていきましょう。
- 正式名称:生命保険営業職員
- 一般的な呼称:生保レディ
- 会社による呼称:ライフプランナー、ライフコンサルタントなど
近年では、「レディ」という言葉が性差別的だという指摘もあり、各生命保険会社は独自の呼称を使用する傾向にあります。例えば、「ライフプランナー」「ライフコンサルタント」「ファイナンシャルアドバイザー」などの名称が使われています。
私が働いていた会社では「ライフプランナー」という呼び方でしたね。でも、お客様からは相変わらず「生保レディさん」と呼ばれることが多かったです。慣れ親しんだ言葉って、なかなか変わらないものですね。
生保レディの具体的な業務内容
生保レディの仕事は、単に保険を販売するだけではありません。顧客のライフプランに合わせた総合的なサービスを提供することが求められます。具体的な業務内容を見ていきましょう。
1. 新規顧客の開拓
- 知人や紹介による営業活動
- 街頭でのチラシ配布
- 電話によるアポイントメント取得
2. 保険商品の説明と提案
- 顧客のニーズヒアリング
- 適切な保険プランの提案
- 商品内容の詳細な説明
3. 契約手続きのサポート
- 申込書類の作成補助
- 必要書類の確認と取得
- 契約成立までのフォローアップ
4. 既存顧客のアフターフォロー
- 定期的な訪問や連絡
- 契約内容の見直し提案
- ライフイベントに合わせた保障の見直し
5. 保険金・給付金の請求サポート
- 請求手続きの説明と補助
- 必要書類の取得サポート
- 支払い状況の確認と報告
6. 自己啓発とスキルアップ
- 保険商品知識の習得
- 金融・税務知識の向上
- コミュニケーションスキルの磨き上げ
実際に働いてみると、ノルマの厳しさや不規則な勤務時間には正直苦労しました。育児との両立は思ったより難しかったです。
生保レディに求められる資質と能力
生保レディとして成功するためには、いくつかの重要な資質と能力が求められます。
- コミュニケーション能力:顧客との信頼関係を築くため
- 傾聴力:顧客のニーズを正確に把握するため
- 説明力:複雑な保険商品を分かりやすく説明するため
- 計画性:効率的な営業活動を行うため
- 学習意欲:常に変化する商品や制度に対応するため
- 共感力:顧客の人生設計に寄り添うため
- ストレス耐性:ノルマや断られることへの対応力
ストレス耐性については想像以上に必要で、精神的にきつい時もありました。
生保レディの仕事の魅力と課題
生保レディの仕事には、魅力的な点もありますが、同時に課題もあります。
魅力
- 高い収入の可能性:成果次第で高収入を得られる
- 自由な時間管理:自分でスケジュールを組み立てられる
- やりがい:顧客の人生設計をサポートできる
- キャリアアップの機会:管理職への道も開かれている
課題
- 不安定な収入:完全歩合制の場合もある
- 厳しいノルマ:常に販売目標達成のプレッシャーがある
- 不規則な勤務時間:顧客の都合に合わせた対応が必要
- 精神的なストレス:断られることも多い
- ワークライフバランスの難しさ:仕事と私生活の線引きが難しい
不規則な勤務時間や厳しいノルマのせいで、育児との両立は思っていた以上に難しかったです。この仕事を選ぶ際は、よく考える必要があると思います。
生保レディの勧誘をされる際は、とても魅力的な福利厚生を提示されることがほとんどです。「子育てとの両立もしやすい」なんて甘い文句で誘われますが、信じてはいけません。自分のスケジュールを自在に操れるのは、契約をバシバシ取りまくれる一部のエリート生保レディだけです。大半の人は、契約が取れないために規定の時間以外にも営業に出かけることがほとんどですから・・・
関連記事:生保レディの福利厚生:知っておきたい実態と家庭との両立のポイント
まとめ:変化し続ける生保レディの仕事
生保レディの仕事は、日本の生命保険業界の発展とともに変化してきました。単なる保険販売員から、顧客の人生に寄り添うファイナンシャルアドバイザーへと進化しています。
この仕事には魅力的な点も多いですが、同時に課題もあります。高い収入や自由な時間管理といった魅力がある一方で、不安定な収入やワークライフバランスの難しさといった課題もあります。
生保レディを目指す方や、すでにこの仕事に就いている方は、これらの特徴をよく理解し、自分に合った働き方を見つけていくことが大切です。また、常に変化する金融環境や顧客ニーズに対応するため、継続的な学習と自己改善が求められます。
この仕事を選ぶ際は、良い面も大変な面もしっかり理解した上で決断することをおすすめします。私の経験が、少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
私自身、生保レディとして働き始めた当初は本当に大変でした。契約が取れず、固定給も減っていき、手取りが一桁になることもありました。でも、「このまま終わるのは悔しい」という思いで、成績のよい先輩に営業のコツを聞いたんです。そこで「コミュニケーションの取り方次第で、保険は売れるようになる」と教わりました。
その後、コミュニケーション力を向上させる方法を見つけて実践したら、お客様とのやり取りに自信がつき、徐々に契約を取れるようになってきたんです。今では無難にノルマを達成できるくらいの成績になり、社内での居心地もよくなりました。
生保レディの仕事は、確かに大変な面もあります。でも、コミュニケーション術を磨けば、契約を取れるようになり、働きやすさもグンと上がります。ストレスも減りますよ。だから、この仕事で成功したいなら、まずはコミュニケーション力を磨くことをおすすめします。私の経験が、皆さんの参考になれば嬉しいです。
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